税理士会計事務所や経理業務や確定申告の歴史

一般会社における経理業務、税理士会計事務所における業務、確定申告の歴史はおそらく下記のようなものと思われます。

戦後~1970年代は、一般会社における経理業務も、多くの税理士会計事務所も、一般的な納税者も、手書きで経理税務申告をしていたと思われます。会社や個人事業主は、その手書きの経理業務にとられる時間の短縮や、正確性を求めるために税理士会計事務所へ経理税務業務を委託したと思います。委託された税理士会計事務所も手書きや電卓で対応しており、足し算や引き算の正確性を求められた、確定申告の時代です。

1970年代~1990年前半にかけては、オフィスコンピューター通称「オフコン」と言われるものが登場しました。これは中小企業の財務経理税務を専門に扱うことのできるコンピュータであり、これを導入することにより手書きや単純な足し算引き算から開放され、また計算の正確性を得ることが可能になりました。ただオフコンは高価であり、中小企業や個人事業主、一般的な個人の家庭がこれを導入することは困難でした。そこで税理士会計事務所が導入し、中小企業や個人事業主、一般的なご家庭の納税者さんから依頼を受けて、経理税務の代理確定申告を行っていました。税理士会計事務所はオフコンを投資して、手書きではなく入力作業が主たる仕事になりました。正確性もあがりました。

1990年後半~2010年にかけては、windowsのデスクトップパソコン、ノートパソコンが普及しました。会計税務はソフトとなり、windowsのパソコンにインストールすることで動かすことが可能となりました。デスクトップパソコン、ノートパソコンはお手頃価格となり、一家に一台は当たり前の時代となりました。そして「インストール型の会計ソフト」が普及し始めました。したがって、インストール型の会計ソフトを導入すれば、これまで簡単に経理業務ができるようになりました。しかし、やはり知識がなければ挫折してしまいます。税理士会計事務所は、納税者さんからいただいた資料をもとに会計ソフトや税務申告ソフトを使って確定申告を行うようになりました。

2010年~現在にかけては、スマートフォン、スマホが普及し始め、インストールせずに使用するクラウド型の「クラウド会計」なるものが登場しました。クラウド会計は、いつでもどこでもログインでき、これからますます確定申告が便利に発展してく可能性を秘めています。

現在でもやはり会計税務ソフトの入力作業が中心

クラウド会計や、自動入力、AI、の登場により今後は経理会計税務の仕事において人間がする作業がなくなっていくかもしれません。

ただ今現在では、やはり人間が伝票や資料をみて、会計税務ソフトへ入力し確定申告を行うというのが一般的です。なかなか全自動はまだまだこれからであると思います。

インストール型会計ソフト

世の中に会計ソフトと呼ばれるものはたくさん存在します。しかし、高度な機能がたくさんついているため高価であったりして使いこなせないものもあると思われます。そこで、リーズナブルでお手頃でお安くて、導入しやすい会計ソフトを私見で紹介させていただこうと思います。

会計王

https://www.sorimachi.co.jp/

当事務所が長年お世話になっております、ソリマチ会計王です。

簿記の知識は必須となります。簿記の仕訳を入力していく方式です。したがって、まず簿記を学ばなければならないです。

しかし、「会計をする上で簿記を知っている」ことは当たり前とされていますので、この会計王に限らず、一般的な会計ソフトはすべて簿記の知識が必要だと思います。

当事務所の紹介があればさらにお安く導入できます。癖もなく、扱いやすいソフトだと思います。

弥生会計

https://www.yayoi-kk.co.jp/

会計ソフトといえば弥生会計と言われるほどのシェアと認知度です。

ただ、会計王も弥生会計もさほど違いは無いと思います。弥生会計も簿記の知識を使って入力していく会計ソフトとなります。

クラウド型会計ソフト

freee(フリー)

近年、すごい勢いでユーザーを増やしているので、みなさんもお聞きになったことがあると思います。

一番の特徴は、インストールして使用するのではなくクラウドでログインして使用するということと、あまり簿記の知識が要らないというところではないでしょうか?

個人事業主として商売を始めて、経理のことについて右も左もわからないという人はfreeeを導入されてみてはいかがでしょうか?

MFクラウド会計

このソフトもクラウド型の会計ソフトです。

いずれにせよ会計ソフトを使用するか税理士会計事務所に依頼するかのどっちかでしょう

確定申告は大きく分けて二つの大きな関門があります。

①会計、いわゆる経理作業

②①を前提とした税務確定申告

①の作業は会計ソフトを導入すればできなくもないですが、②の作業はなかなか大変と思います。

税理士会計事務所へ依頼すれば①及び②をすべて完了させてくれます。

また税理士会計事務所へ②だけ安く依頼するパターンもあります。

とにかく、現代において会計ソフトの導入は必須です。

以上、京都市の税理士が会計ソフトについて解説させていただきました。

京都の安心納得価格で、所得税、法人税、消費税の確定申告を行っている税理士です。個人事業主、フリーランス、法人で、確定申告の丸投げ相談をしたい方、税理士乗換え変更をお試ししたい方は田中信男税理士会計事務所へご連絡ください!