勘定科目はそこまで厳密なルールは存在しません

法定福利費、福利厚生費、接待交際費、消耗品費、事務用品費、新聞図書費、雑費、、、、

たくさんの勘定科目がありますよね?ただ実は勘定科目にはそこまで厳密なルールは存在しません。

商売、ビジネスに使うためのボールペンを買いました。この場合、消耗品費、事務用品費、雑費、どれに該当するでしょうか?

正解は「どれも正解」です。

消耗品費という勘定科目は設定していても、事務用品という勘定科目は設定していない事業所も多いと思います。言ってしまえば好みの問題ですが、細かく設定しておいて悪いことは無いです。

ただ、文具を事務用品費としたならば以後はそれに揃えるほうがきれいです。ボールペンが事務用品費であったり、消耗品費であったり、雑費であったりするのは見栄えも悪く、印象が悪いです。

例えば、経費節約のために、コピー用紙代などの事務用品代が1年間どれほどかかっているか知りたいのであれば、消耗品費に混ぜてしまわないで、独立して事務用品費という勘定科目を設定して集計すれば、損益計算書P/Lで一目瞭然であるというメリットがあります。

交際費、寄付金は気をつけましょう!

勘定科目に厳密なルールは無いと申し上げましたが、交際費と寄付金は気をつけてください。

交際費と寄付金は、税法計算に影響してきます。

つまり、会議費、福利厚生費、雑費という勘定科目とされていた経費であったとしても、その取引内容の実質が交際費や寄付金ならば、税法計算上否認されるケースもあります。

決算時に、交際費、寄付金判定で時間をかけてしまうのも無駄が多いですので、会計処理の段階で、交際費は交際費勘定、寄付金は寄付金勘定で処理しておきましょう。

雑費が多いと税務署に目をつけられやすいと言われています

雑費の定義は、「どの勘定科目にも該当しないその他勘定」と言われています。

従いまして、適当にどんな経費も雑費にしていると「ここの会計処理はいいかげんかもしれない」と税務署から印象を持たれる可能性が高いです。

ですので、なるべく勘定科目は細かく丁寧に振り分けることにしましょう!

税理士に記帳代行を依頼いただければきれいに勘定科目を揃えます!

税理士は取引内容さえ把握できれば、適切に勘定科目を振り分けます。

現金伝票及び現金出納帳の作成についてのページ預金出納帳作成についてのページにおいても書きましたが、税理士は取引内容がわからなければ、勘定科目がわかりません。

税理士に記帳代行、確定申告を依頼する場合は、勘定科目はそこまで気にせずに、取引内容をしっかり伝えるようにしてください!

以上、京都の税理士が勘定科目について解説させていただきました。

現代においてはパソコンも会計ソフトも安いから、自分で自力で確定申告したいけれどいきなりは不安、だけど税理士に依頼するのは気後れする、そんな個人事業主様向けに「3年で税理士卒業ティーチング型税務顧問」を提供している京都の税理士です。弊所卒業生限定で卒業後のスポット相談業務も対応します。税理士業界の繁忙期を避けた決算月を設定されておられる法人会社については長期的な税務顧問を提供いたします。顧問税理士の一時的な業務集中時期発生回避にご協力いただくことは、貴社にとってもメリットが大きいはずです!よろしくお願いいたします。