(2023年5月4日作成)
結論
・弊所が個人事業主向け3年で税理士卒業ティーチング型税務顧問に使用する「ソリマチ・みんなの青色申告」は安価で無難であり、選択として間違ってはいないと思われます。
・「ソリマチ・みんなの青色申告」は簿記の考え方が必要となります。
・「ソリマチ・みんなの青色申告」はwindowsのみとなります。
個人事業主向け青色申告65万円控除を目指すことができる会計ソフト一覧
(表1):個人事業主向け青色申告65万円控除を目指すことができる会計ソフト一覧(2023年5月5日作成) | |||||||
windows、Mac | 会社名 | ソフト名/プラン名 | 初年度価格 | 2年目以降価格 | 所得税計算機能の有無(国税庁の確定申告書作成コーナーを利用するので有無の影響なし) | 消費税計算機能の有無 | 簿記の知識 |
windowsのみ | ソリマチ㈱ | みんなの青色申告 | 希望小売価格10,780円/年(税込)(流通価格7,500~8,500円/年) | 6,600円/年(税込)(バリューサポート) | 有 | 有 | 必要 |
windowsのみ | フリーウェイ | フリーウェイ経理Lite | 0円 | 0円 | 無 | 無 | 必要 |
windows及びMac | ㈱円簿インターネットサービス | 円簿青色申告 | 0円 | 0円 | 有 | 無 | 必要 |
windows及びMac | 弥生㈱ | やよいの青色申告オンライン/セルフプラン | 0円 | 9,680円/年(税込) | 有 | 有 | 必要 |
windows及びMac | ㈱マネーフォワード | クラウド確定申告/パーソナル | 12,936円/年(税込) | 12,936円/年(税込) | 有 | 有 | 必要 |
・弊所が利用したことがないソフトは選外としております。 ・年間価格が2万円を超えるようなソフトは選外としております。 ・簿記の知識を利用しないソフトは選外としております。 |
完全無料会計ソフトについて
・フリーウェイ経理Lite→windowsのみ
・円簿青色申告→windows及びMac
この二つが、現在において完全に永年無料のソフトとして存在しています。まず、完全無料で怪しくないのか?危険ではないのか?という点については、その点は大丈夫と思われます。完全無料の理由は広告が表示される、いわゆる広告料で収益を得ているからだと考えられます。
特に円簿青色申告はクラウド型であるためwindows、Macで使用できます。しかし、
・両方ともとにかく入力しずらい
・有料ソフトでも年間8,000~15,000円程度なので、そこをケチる理由が見つからない
というのが弊所の私見となります。
有料会計ソフトについて
windowsユーザーの場合
ソリマチみんなの青色申告、やよいの青色申告オンライン/セルフプラン、マネーフォワードクラウド確定申告/パーソナル、のいずれかからの選択となります。
・弊所はソリマチユーザーであること
・やよいは初年度無料ですが2年目以降は9,680円、ソリマチは2年目以降6,600円ですので、長期利用の場合はソリマチではないでしょうか。
・ソリマチはプランによるサポートの差はありません。
以上からwindowsユーザーの場合はソリマチを推奨いたします。
Macユーザーの場合
やよいの青色申告オンライン/セルフプラン、マネーフォワードクラウド確定申告/パーソナル、のいずれかからの選択となります。
・どちらもあまり差はないので安いほうのやよいでよいのではないか
というのが弊所の見解となります。
会計ソフトはとにかく同じメーカーでも名前がややこしいのでお間違えないように!
ソリマチ㈱
・みんなの青色申告(所得税確定申告ソフトみんなの確定申告無償提供)→個人事業主青色申告65万円控除向けに限定→1事業所のみ登録可能
・会計王(所得税確定申告ソフトみんなの確定申告無償提供)→個人事業主及び法人を2事業所以上登録可能
・会計王PRO→会計王のさらに強化版
つまり、個人事業主が自分の確定申告で利用するのは、みんなの青色申告で充分であり、会計王以上のソフトは不要となります。
弥生㈱
・やよいの青色申告オンライン→クラウド型→windows及びMac→個人事業主のみ
・やよいの青色申告23→インストール型→windowsのみ→個人事業主のみ
・弥生会計オンライン→クラウド型→windows及びMac→個人事業主及び法人対応
・弥生会計23→インストール型→windowsのみ→個人事業主及び法人対応
つまり、個人事業主が自分の確定申告で利用するのは、「ひらがな」のやよいソフトで十分となります。
㈱マネーフォワード
・マネーフォワードME→家計簿アプリ
・マネーフォワードクラウド→マネーフォワードクラウド確定申告→個人事業主向け→パーソナル
・マネーフォワードクラウド→マネーフォワードクラウド会計→法人向け→スモールビジネス、ビジネス(消費税申告有)
つまり、個人事業主が自分の確定申告で利用するのは、マネーフォワードクラウド確定申告・個人事業主向け・パーソナル、です。
現代においてはパソコンも会計ソフトも安いから、自分で自力で確定申告したいけれどいきなりは不安、だけど税理士に依頼するのは気後れする、そんな個人事業主様向けに「3年で税理士卒業ティーチング型税務顧問」を提供している京都の税理士です。弊所卒業生限定で卒業後のスポット相談業務も対応します。税理士業界の繁忙期を避けた決算月を設定されておられる法人会社については長期的な税務顧問を提供いたします。顧問税理士の一時的な業務集中時期発生回避にご協力いただくことは、貴社にとってもメリットが大きいはずです!よろしくお願いいたします。