青色申告と白色申告

個人事業主の確定申告の方法には、「青色申告」と「白色申告」の2つがあります。

昔は、「青色申告は税理士がするような複雑な確定申告」で「白色申告は素人でもできる簡易な確定申告」といわれていました。

したがって青色申告には様々な特典があります。

青色申告の主なメリット、特典

青色申告控除(65万円or10万円)

青色専従者給与を経費に算入できる

純損失の繰り越し控除3年間

パソコン会計ソフトがあればもはや複雑でも何でもない

しかし現在は結論から言って、パソコン会計ソフトが使えるなら青色申告の一択だと思います。

青色申告ってどんな申告?

結論から言えば、「パソコン会計ソフト入力作業=青色申告」と言って差し支えないと思います。

青色申告は、損益計算書いわゆるP/Lと貸借対照表いわゆるB/Sを作成しなければなりません。

損益計算書いわゆるP/Lは、極端に言えば、売上に関する資料及び仕入れに関する資料を集計して合計し、その差し引きで作成できます。

しかし、貸借対照表いわゆるB/Sはその方法では作成、把握することはできません。貸借対照表いわゆるB/Sを作成するには、手書きの伝票から仕訳の内容を総勘定元帳に転記して、試算表を作成しなければなりません。

パソコン会計ソフト入力=仕訳の入力=総勘定元帳の作成=試算表の作成、という自動発生が起こります。

圧倒的に楽でしょう。パソコン会計ソフトがなければ、私はこの税理士という仕事はしていなかったでしょう。

昔は手書き青色申告VS手書きの白色申告

上記の内容より、手書きで青色申告を作成するのは至難の業でしょう。間違いが大量発生すると思われます。その点手書きの白色申告は足し算と引き算を間違わなければすぐに作成できると思います。

今はパソコン会計ソフトの青色申告VS手書きの白色申告

パソコン会計ソフトの青色申告と手書きの白色申告、この勝負もパソコン会計ソフトの青色申告の勝利でしょう。数字の計算が連動するので圧倒的に計算ミスが減ります。また、削除、修正、再印刷がすぐです。

手書きの白色申告にメリットは無い

以上から、手書きの白色申告に何らメリットは無いと思います。自力で手書きの白色申告を行う、手間、時間、コストを考えると、安くて素早く簡単に青色申告をしてくれるお近くの税理士を探すほうが、結果として安く上がると思います。

現代においてはパソコンも会計ソフトも安いから、自分で自力で確定申告したいけれどいきなりは不安、だけど税理士に依頼するのは気後れする、そんな個人事業主様向けに「3年で税理士卒業ティーチング型税務顧問」を提供している京都の税理士です。弊所卒業生限定で卒業後のスポット相談業務も対応します。税理士業界の繁忙期を避けた決算月を設定されておられる法人会社については長期的な税務顧問を提供いたします。顧問税理士の一時的な業務集中時期発生回避にご協力いただくことは、貴社にとってもメリットが大きいはずです!よろしくお願いいたします。